プロポリスの手引き

セサミンの飲み合わせ(ピル)

1.セサミンとピルとの飲み合わせ

セサミンのサプリメントを利用する場合、飲み合わせに注意が必要な医薬品にピル(低用量)が挙げられます。
避妊や月経困難症の治療目的に使われる低用量ピルには、女性ホルモンに似た成分が含まれているため、更年期など女性特有のつらい症状を緩和する目的で使用する人も増えています。
セサミンは女性ホルモンに似た働きを持つため、低用量ピルとの飲み合わせでその効果が低下したり増強したりする可能性があると考えられているのです。
この記事では、セサミンとの飲み合わせに注意が必要な低用量ピルについてご紹介します。

2.ピルとは

ピルとは低用量経口避妊薬のことで、妊娠を望まない女性が避妊目的に利用する薬として婦人科などで処方されます。
生理痛や経血量の軽減にも有効という側面を目的に利用している人は少なくなく、近ごろでは更年期の症状に悩む女性への処方も増えている傾向にあります。
低用量ピルには、卵巣から分泌されるエストロゲンとプロゲステロンの、2つの女性ホルモンに似た成分が含まれており、排卵を抑制する作用があります。
これらのホルモンを化学的に合成し、その含有量によって高用量・中用量・低用量とそれぞれ分類されており、主流は低用量ピルとなっています。
女性ホルモンを化学合成したピルは、服用すると血中のプロゲステロン濃度が高くなり、そのサインが脳に送られ「すでに排卵後のホルモン状態にある」と視床下部が判断するため、排卵が起こらない仕組みになっているわけです。

2-1.低用量ピルの種類について
基本的に4週間が1周期で1シートとなっている低用量ピルには、「21日タイプ」と「28日タイプ」とがあります。
3週間続けてピルを飲み、その後1週間は飲まないという21日タイプと、3週間連続して飲む点は同じでも、その後1週間はホルモンが含まれていないプラセボを服用する28日タイプです。
この2種類では、ホルモンを含んでいるものを「実薬」、含んでいないものを「偽薬」と呼ぶ場合もあります。
服用を中断している間か、プラセボを飲んでいる間の2~3日目から生理のような無排卵月経が起こるのが、低用量ピルを服用するうえでの特徴です。
また、低用量ピルは女性ホルモンの配合比率により、一相性・二相性・三相性の3種類に分けられ、日本では主に一相性と三相性が扱われています。
一相性の特徴は、1シートのピルのホルモン配合比率がすべて同じで、どの順序で服用しても問題ない点です。
三相性は、身体の自然なホルモン分泌に沿って、ピルに含まれているホルモン量を段階的に変えているタイプで「段階型ピル」とも呼ばれており、決められた順序で飲む必要があります。

2-2.低用量ピル服用時の注意点について
低用量ピルの服用方法は特殊なので、適切な飲み方をきちんと理解しておく必要があります。
ほとんどの低用量ピルが21錠1シートになっているのには理由があり、1日○回何錠など規定の回数や数量を飲むわけではなく、21日間の服用後は7日間休むのが基本となっているためです。
正しく服用すれば、避妊はもちろん更年期の症状軽減などの効果も期待できますが、誤った飲み方をすると副作用が起こる可能性があります。
その内容や程度には個人差があるものの、

  • ・吐き気
  • ・乳房の張り
  • ・むくみや体重増加
  • ・不正出血
  • ・腹痛、下痢、便秘

などが主なものとして挙げられます。
飲み始めから身体が慣れるまでの1~2週間に現れることが多いといわれており、そのほとんどは適切な服用を続けることで次第に落ち着きますが、副作用の程度があまりに重い場合は医師に相談し適切な処置を受けましょう。

2-2-1.低用量ピルの重大な副作用とは
ごくまれに起こる副作用には、血液が固まって血管を詰まらせる症状である「血栓症」もあります。
低用量ピルを服用すると血液を固まらせる成分が血中に増えるため、できた血栓が脳や肺などの血管をふさいでしまうと、命に関わる可能性さえあるのです。
血栓症の兆しの副作用と考えられる症状には、

  • ・激しい腹痛や頭痛
  • ・舌のもつれ
  • ・息苦しさや胸が圧迫されるような痛み
  • ・けいれん
  • ・手足のしびれや痛み
  • ・視野の狭窄

といったものが挙げられます。
血栓症は低用量ピルの副作用でもっとも重大とされ、その兆しは特にふくらはぎの痛みやむくみで現れることが多いため、異常を感じたら服用を中止し、病院を受診して検査を受けるのをおすすめします。

3.ピルを服用中のセサミン摂取について

ゴマに含まれるセサミンは植物性エストロゲンとも呼ばれ、摂取されると体内でエストロゲンによく似た働きをする成分です。
そのため、成分が凝縮されているサプリメントなどで過剰摂取すると、ピルの作用や効果に影響を及ぼすと考えられています。
セサミンの摂取目安量は8~10mg/日となっていますが、ゴマでまかなおうとすると3000粒もの量を食べる換算になります。
ゴマから摂る分にはセサミンの過剰摂取を心配する必要はありませんが、ピルの服用中にサプリメントを利用する際には、規定量を守るようにしましょう。