プロポリスの手引き

ゴマに含まれているマグネシウム

1.マグネシウムはゴマにも含まれている

ゴマに含まれているセサミン以外の栄養素には、身体組織を作る原料となり、身体の機能を正常に保つために働くミネラル類が数多く含まれています。
体内では合成できないミネラル類は、食品などから摂取する必要があるうえ、過不足なく摂ることが重要です。
中でもカルシウムと密接に関わるマグネシウムは、骨や歯を形成したり、体内の酵素の働きを助けたりしてエネルギー生成や代謝機能に携わっています。
不足するとさまざまな影響が現れるため、意識的な摂取が推奨されている成分のひとつなのです。
この記事では、ゴマに含まれているマグネシウムについてご紹介します。

2.ゴマに含まれているマグネシウムとは

マグネシウムとは、成人の体内には20~28%ほど含まれている必須ミネラルです。
体内中のミネラルのうち4番目に含有量が多く、人体内に存在する300種以上の酵素の機能を助ける補酵素として作用しています。
そのため、体内でおこなわれるほぼ全ての生合成や代謝機能に必要で、人体の健康に有益な効果をもたらすこともわかっています。
マグネシウムは体内全ての細胞や骨に分布しており、その内50~60%は骨に存在して、カルシウムやリンと共に骨や歯の正常な形成を助けています。
糖質や脂質・タンパク質の消化を助けるマグネシウムは、特に糖質の代謝に活躍し、人体の活動に必要なエネルギーを生成するほか、その効率的な利用にも役立ちます。
また、化学物質や重金属などの毒素を分解する解毒作用にも重要な役割を担っていたり、セロトニンなどの神経伝達物質の前駆体となったりもします。
さらに血管の拡張や血糖値のコントロール、正常な腸の機能を促すなど、人体のさまざまな機能に関わる重要なミネラルなのです。

2-1.マグネシウム不足の影響について
人体内では骨や臓器に蓄積されるマグネシウムは、多様な生体機能に利用される重要な成分ですが、不足しても気づかないことが多いため「目に見えない欠如物質」と呼ばれています。
マグネシウム不足が起こる原因には、摂取・吸収の不良、排泄量の増加が挙げられます。
過剰なストレスを受けたり、睡眠不足や運動不足が続いたりしていると体内のマグネシウムが消費され、必要量が増加して不足を招きます。
マグネシウムは加齢とともに体内への吸収率が下がるため、老化が原因で不足する場合も多い傾向が見られます。
加工食品や炭酸飲料・カフェインを摂り過ぎると、マグネシウムの吸収が妨げられて不足する場合もあります。
また、アルコールの過剰摂取によってマグネシウム吸収に必要なビタミンDの吸収が阻害されたり、糖分の摂り過ぎで腎臓を介してマグネシウムが体外に排出されたりすることがわかっています。
マグネシウム喪失性利尿剤や抗生物質、副腎皮質ホルモンやインスリンといった薬品の長期の服用も、体内のマグネシウム濃度を下げる原因となるのです。

2-1-1.マグネシウム不足によって起こる症状とは
マグネシウムはゴマ以外に、海藻類やホウレンソウなどの緑黄色野菜、豆類やナッツ類、カボチャやヒマワリなどの種子類に豊富に含まれています。
しかし、現代の食物にはミネラル類の含有量が低い傾向にあり、マグネシウム量が豊富とされる食品を摂るのは重要ではあるものの、それだけでは不十分といわれているのです。
前述のような原因によってマグネシウムが不足すると、

  • ・めまいや吐き気
  • ・頭痛
  • ・食欲不振
  • ・疲労や倦怠感

といった初期症状が現れる場合があるため、注意が必要です。
マグネシウム不足が進行すると、

  • ・筋肉のけいれんや収縮異常
  • ・不整脈
  • ・しびれやチクチク感など神経症状
  • ・不安、抑うつ症など精神症状や人格変化
  • ・狭心症や心筋梗塞

といった症状や疾患に発展する可能性があります。
また、カルシウムと拮抗して作用するマグネシウムの不足が続くと、骨粗しょう症や動脈硬化などの発症リスクを高めることにもなるのです。

3.マグネシウムとカルシウムの関係性について

マグネシウムはカルシウムと深く関わっているため、双方をバランスよく摂ることが重要です。
この2つの理想的な割合は、1:1であると考えられており、1日の推奨摂取量はそれぞれ700mgとなっています。
両者の摂取量の理想的なバランスが保たれると、心臓や血管などの正常な機能を維持し、骨や歯を丈夫に保つために役立ちます。
マグネシウム不足が進行して現れる症状のひとつである骨粗しょう症の予防には、カルシウムの積極的な摂取が推奨されている一方、マグネシウムへの関心は低くなりがちです。
カルシウムは必要以上にあってマグネシウムが足りないと、マグネシウムの吸収率の低下を招き、症状の発現につながります。
また、筋肉を収縮させる要素となるカルシウムの作用が増強され、筋肉がけいれんしやすくなります。
マグネシウムの持つ筋肉や神経への機能の減退を防ぐには、十分なマグネシウムを摂り、カルシウムとのバランスを適切に保つのが非常に重要となるのです。
ゴマには360mg/100gのマグネシウムが含まれた優れた栄養源であるため、普段の食事で活用するのをおすすめします。