プロポリスの手引き

セサミンによる体質・体調改善(肝機能改善)

1.セサミンによる肝機能改善

ゴマに含まれる抗酸化成分のひとつであるセサミンは、高い抗酸化作用を発揮したり血中コレステロールのバランスを取ったりする働きのある成分です。
また、セサミンはアルコール代謝に関わる酵素の働きを後押しするなど、肝機能の改善にも貢献しています。
脂溶性物質のセサミンは、胃腸では分解されずに消化器官から流れてくる血液を肝臓へ運搬する門脈から吸収される特性があるため、肝機能を高める効果が期待できるのです。
この記事では、セサミンによる体質・体調改善の効果のうち、肝機能改善についてご紹介します。

2.肝臓の主な機能について

肝臓は約3000億個の細胞から構成され、成人では重さが1~1.5kgと、体重のほぼ1/50に相当する人体でもっとも大きな臓器です。
肝臓の機能は実に500以上にものぼり、ここではその主な機能を3つご紹介します。

2-1.栄養分の代謝機能
一般に、代謝は物質が化学変化を起こして変性することをいいますが、肝臓での代謝とは、胃や腸で分解された栄養分を体内の各器官が利用しやすい形に変換したり、エネルギーとして生成したりする働きを指します。
肝臓でおこなわれる代謝によって、各器官に適した形に分解・合成された成分は血中に送り出され、全身の組織に供給されます。
食品から摂取した栄養分はそのままでは体内で利用できないため、消化器官で分解されたあと、肝臓内で代謝されてはじめて活用されるようになるわけです。

2-2.胆汁の生成機能
肝臓で合成される胆汁は、コレステロールや胆汁酸、リン脂質などの成分から構成されています。
胆汁の主な働きには脂肪の消化・吸収を助けたり、肝臓の解毒機能を促し老廃物を排泄したりする作用が挙げられます。
コレステロールを原料に合成される胆汁は、肝臓が胆汁を生成する際に血中のコレステロール濃度のバランスを取る役割も兼ねていて、そのコレステロールも最終的に胆汁を経由して排泄されます。

2-3.有害物質の解毒機能
肝臓には、身体に有害な物質を分解・無毒化し、水溶性物質に変換する解毒機能があります。
肝臓は、主にタンパク質やアルコールを代謝する過程で発生するアンモニアや、化学薬品など人体に有害な物質を解毒して、尿や胆汁と共に体外へ排泄する働きを担っているのです。

3.セサミンの肝機能改善について

セサミンには、さまざまな役割を果たす肝臓の機能を改善する働きがあります。
ここでは具体的な作用や効果を3つご紹介します。

3-1.肝臓内での活性酸素消去
肝臓は500以上もの機能をこなす臓器で、人体の生命活動を支える工場とも表現されます。
多様な機能を果たすうえで肝臓には1日に約2160リットルもの血液が流れ込み、それによって運ばれる酸素を大量に消費するので、人体内で活性酸素がもっとも多く発生する側面もあるのです。
もともと活性酸素には、体内に侵入した病原菌の感染から身体を守る役割があるものの、必要以上に発生すると正常な細胞まで攻撃してしまいます。
酸化による細胞の損傷がくり返されて肝機能が衰えると、全身の生命活動の低下を招き、老化の助長やさまざまな疾患を引き起こすことになるのです。
冒頭で触れたように、セサミンは肝臓につながる門脈から吸収される特徴があり、肝臓内に到達してから抗酸化作用を発揮します。
活性酸素の影響を受けやすい肝臓内で作用するセサミンは、肝細胞の酸化を強力に防ぎ、肝機能の改善や維持のために役立っているわけです。

3-2.脂質の代謝を促す
セサミンの持つ作用でよく知られているのは、コレステロール値のバランスを取る働きです。
そもそもコレステロールとは、細胞膜を形成したり、副腎皮質や性腺・胎盤が合成するステロイドホルモンの原料となったりする人体に不可欠な成分です。
コレステロールは肝臓で生成されますが、肝機能が低下していると血中のHDL(善玉コレステロール)とLDL(悪玉コレステロール)のバランスが崩れることになります。
LDLは肝臓で合成されたコレステロールを全身に運搬する役割のある物質ですが、血管壁に蓄積されると動脈硬化を招き、心疾患や脳血管障害などの発症リスクを高めるため、「悪玉」と呼ばれているのです。
また、HDLには利用されずに余ったコレステロールの再利用を促す働きがあるため、肝機能の衰えにより生成が減少すると、血中にLDLが必要以上に増加してしまうわけです。
セサミンは、HDLの合成に関わる酵素の働きを活発にし、LDLの合成を抑えるために作用することで、肝臓での脂質の代謝を助け、コレステロールのバランスを取る役割を果たしています。

3-3.アルコール代謝を促す
セサミンは、アルコールの代謝を促すことでも肝機能改善に役立っています。
アルコール分解に関わる酵素の活性や、アルコール代謝の際に発生するアセトアルデヒドの毒性を軽減する働きによって、二日酔いの予防にも効果を発揮します。
特にアセトアルデヒドを分解する過程は肝臓に大きな負荷となるため、セサミンがその分解を促すことで肝臓の負担を減らし、肝機能改善へとつながっているのです。