プロポリスの手引き

セサミンとあわせて摂りたいもの(ウコン)

1.セサミンとあわせて摂りたいもの(ウコン)

肝臓の門脈から直接吸収される性質を持つセサミンは、肝臓に届けられたあとに抗酸化成分に変性し、そこで効率よく活性酸素を消去するために作用します。
また、肝臓に直接働きかけるため、セサミンには肝機能を高める効果も期待できます。
肝臓に対する作用や効果で同様な性質を持つ成分にはウコンも挙げられ、セサミンとあわせて摂ることで得られるメリットがあるのです。
この記事では、セサミンとあわせて摂りたいウコンについてご紹介します。

2.セサミンとあわせて摂りたいウコンとは

ウコンとは、東インド地方原産のショウガ科の多年草で、アジアやアフリカ・中南米の熱帯から亜熱帯地域の広範囲に自生しており、世界中で約50種が存在しています。
日本では主に4種類のウコンが用いられ、中でもよく知られているのは「鬱金(うこん)」や「ターメリック」と呼ばれる秋ウコンです。
特に秋ウコンには、ポリフェノールのひとつであるクルクミンの含有量が多く、肝臓の働きを高めたり胆汁の分泌を促したりする作用があります。
クルクミンはクルクミノイドに分類される天然色素で、鮮やかな黄色をしており、古くからカレーのスパイスや布などの染色に用いられたり、生薬として利用されたりしています。
タイやインドネシアでも栽培されているウコンの生産量がもっとも多いのはインドで、その年間生産量はおよそ35万トンにも達します。
日本での主な生産地は沖縄をはじめ、種子島や石垣島、奄美大島や屋久島、鹿児島などが挙げられますが、中でも沖縄は日本最大の生産量を誇っています。

2-1.日本で知られている4種のウコンについて
日本で一般にウコンと呼ばれているものは、春ウコン・秋ウコン・紫ウコン・黒ウコンの4種で、それぞれが持つ特徴に適した方法で利用されています。

2-1-1.春ウコン
春ウコンとは、4月から5月にピンクの花を咲かせることから命名された種類で、生薬名では「姜黄(キョウオウ)」というほか「ワイルドターメリック」とも呼ばれています。
そのまま口に含むと、舌に強い苦味や辛さを感じるために食用には向かず、主に健康食品の原料に用いられます。
実際に使用される根茎部分はショウガによく似ており、外側が白っぽく断面は黄色をしているのが特徴です。
カンファーやシネオールといった100種類以上の精油成分と、食物繊維や複数のミネラル類を含んでいるため、腸に適度な刺激を与え整腸効果が期待できます。

2-1-2.秋ウコン
7月から8月に白い花を咲かせる秋ウコンは、根茎の断面がオレンジ色をしており、薬効性の高いクルクミンが豊富に含まれているのが特徴です。
クルクミンは植物性の天然色素として、カレー粉やたくあんなどの着色料の原料に使われたり、布や紙の染料として利用されたりしています。
高い抗酸化力を持ち、肝機能を強化するなど健康維持に役立つ効果が期待できます。

2-1-3.紫ウコン
5月頃に花を咲かせる紫ウコンは、生薬名では莪朮(ガジュツ)といい、古くから血行をよくする働きが知られている以外に、健胃作用や殺菌・防腐作用に優れた効果を発揮します。
外見は春ウコンや秋ウコンに似ていますが、根茎の断面が紫色をしており、クルクミンを含まずにアントシアニンや精油成分、ミネラル類を多く含んでいるのが特徴です。

2-1-4.黒ウコン
タイ原産の植物である黒ウコンは、古くからタイではクラチャイダムと呼ばれる万能薬として重宝され、日本では沖縄で栽培されています。
根茎の断面が紫ウコンよりも深い紫色をしている黒ウコンは、クルクミンの含有量は少ないものの、アミノ酸やアントシアニンが多く含まれており、滋養強壮や抗酸化作用に効果が期待できます。

2-2.ウコンの持つ作用や効果について
ウコンの持つ主な働きには、肝機能の向上や胆汁の分泌を促す作用が挙げられます。
これはウコンの主成分ともいえるクルクミンが持つ、肝臓の解毒機能を助ける働きと、胆汁分泌を促進する働きによるものと考えられています。
特に秋ウコンなどクルクミンを多く含むウコンは、古来インドや中国において、胆汁の色素が血中に増加して皮膚や粘膜が黄色く変化する黄疸に有効な生薬として重宝されていました。
江戸中期の日本では、肝臓や胃腸の薬として活用されていた経緯があり、これもクルクミンに備わっている健胃作用がすでに明らかになっていたためと推測されます。
また、ウコンには抗酸化作用もあり、血中の脂質の酸化を防いで余分なLDLの増加を抑え、血行を改善する効果が期待できます。
こちらもクルクミンなど多数のポリフェノールに共通する抗酸化作用によるもので、動脈硬化を防ぎ生活習慣病の発生リスクを下げたり、免疫力を向上させたりする効果も見込めるのです。

3.セサミンとウコンをあわせて摂るメリットとは

ウコンに含まれるクルクミンは脂溶性成分であるため、そのまま摂取しても体内での高い吸収率が見込めないと考えられています。
そのため全体の約50%が脂質であるセサミンと一緒に摂ることで、効率的なクルクミンの吸収が期待でき、ウコンの持つ作用が十分に発揮されることにつながるのです。