プロポリスの手引き

セサミンによる体質・体調改善(便秘解消)

1.セサミンによる体質・体調改善(便秘解消)

セサミンをはじめとする栄養素を数多く含むゴマには、全体の10%ほどの食物繊維が含まれています。
一般に食物繊維は水溶性と不溶性との2つに大別され、ゴマの食物繊維は水には溶けないものの、水分を含んで膨らむことで腸を刺激し、老廃物のスムーズな排泄を促す作用があります。
また、「植物性エストロゲン」とも呼ばれるセサミンには、体内で女性ホルモンの代わりとなって作用する性質があり、ホルモンバランスを整える効果が期待できます。
ゴマの摂取は、その内のセサミンや不溶性食物繊維の働きにより、便秘の改善や解消に有効と考えられているのです。
この記事では、セサミンによる体質・体調改善の効果のうち、便秘解消についてご紹介します。

2.便秘とは

そもそも便秘とは、3日以上便通がない状態や、排便量が少なかったり便が硬かったりする以外に、排泄後がすっきりしない状態のことを指します。
便秘には正確な定義がなく、大腸専門医の共通認識によると「毎日便通がなくても不快な症状を伴わなければ便秘に当てはまらない」とされています。
便秘は特に女性に多く、腹痛や食欲不振などの症状が現れたり、肌荒れや肩こりなど全身に影響が及んだりする場合もあります。

2-1.便秘には種類がある
便秘にはいくつか種類があり、その原因にも個人差があります。
大腸機能の異常が原因で起こる「機能性便秘」と、大腸の形の異常や傷を伴う疾患が原因となる「器質性便秘」の2つに大きく分けられます。
機能性便秘には、

  • ・けいれん性便秘
  • ・弛緩性便秘
  • ・直腸性便秘

の3種類が挙げられます。
けいれん性便秘は、ストレスなどで交感神経が優位になり、大腸の緊張が強まることで起こる症状です。
腸管内での便の滑りが悪くなって排便量が減少したり、排便があっても硬いかたまりになったりするほか、食後に下腹部の傷みが現れたり、便秘と下痢を交互にくり返したりする場合もあります。
弛緩性便秘は、腸の筋力低下によってぜん動運動が鈍り、大腸の中に便が長く留まることで水分が吸収されて硬くなる症状です。
便秘の中でも起こりやすい症状で、運動不足や睡眠不足、食物繊維の不足などが主な原因とされ、女性や高齢者に多く見られます。
直腸性便秘は、直腸に便が達しても便意を我慢し続けてしまい、便意に鈍感になっていくことで起こる症状です。
機能性便秘が発生する原因の多くは、食生活の乱れや運動不足、ストレスなどが大きく関わっているため、根本から解決するには、生活習慣の見直しから始める必要があるわけです。

2-2.女性に便秘が多い理由とは
日本人女性は男性に比べて便秘になりやすく、その2人に1人は便秘の症状を抱えていると考えられています。
女性に便秘が多い主な理由には、身体的な理由やホルモンの作用などが挙げられます。
男性に比べ筋肉量の少ない身体の作りになっている女性は、特に腹筋が弱く、大腸が便を押し出す力が足りないために便秘になりがちです。
また、月経や妊娠に関わる作用のあるプロゲステロン(黄体ホルモン)は、妊娠時に流産を防ぐために子宮筋の収縮を抑えることから、その影響が大腸にも及びぜん動運動を低下させます。
プロゲステロンは妊娠に備えて体内に水分や栄養を蓄える指示を出すため、代謝が下がるうえに大腸壁から便の水分が吸収されて硬くなるので、スムーズな排便が妨げられるのです。
そのため、プロゲステロンの分泌量が増える月経前や妊娠初期には、便秘になる傾向が見られるわけです。

3.セサミンの持つ便秘解消の作用や効果とは

ゴマには不溶性食物繊維や脂質など、便秘対策に効果的な成分が含まれていますが、セサミンにも便秘解消を促す働きがあります。
セサミンが体内でどのように作用し、便秘の解消につながるのかをご紹介します。

3-1.「植物性エストロゲン」としての作用で自律神経を整える
胃や腸などの消化器官の働きは、自律神経系の副交感神経の支配下にあります。
便を排泄するためのぜん動運動は、胃に食物が入る刺激で起こる胃・結腸反射で始まり、便が直腸に達すると大脳に指令が送られて、便意をもよおす仕組みになっています。
しかし、ストレスなどの影響で交感神経が優位になると、消化器官が緊張して正常なぜん動運動が起こらず、便の排出が滞り便秘につながる場合があるのです。
ぜん動運動の低下は、自律神経系がアンバランスになるのが大きな原因ですが、さらに自律神経は女性ホルモンの影響を大きく受ける性質があります。
自律神経は大脳の視床下部でコントロールされており、同時にホルモン分泌を調節する脳下垂体も視床下部によって支配されています。
特に女性は月経前や妊娠、更年期などによってホルモンバランスが乱れると、自律神経のバランスの崩れを招くことになるわけです。
女性ホルモンのエストロゲンによく似た働きを持つセサミンは、体内でエストロゲンの代わりとなって作用し、ホルモンバランスの乱れを正す効果が期待できます。
ホルモンバランスが整えられると自律神経のバランスも正常になり、便秘の解消へとつながるのです。