プロポリスの手引き

セサミンとあわせて摂りたいもの(高麗人蔘)

1.セサミンとあわせて摂りたいもの(高麗人参)

ゴマに含まれている抗酸化成分のセサミンには、単独で摂取しても健康や美容に有益な効果が見込めますが、ほかの成分とあわせて摂ると互いの効能を高め合うメリットがあります。
セサミンと同様に抗酸化作用を持ち、血行をよくする効果が期待できる成分を含むものには、高麗人参が挙げられます。
古くから滋養強壮によいとして珍重されてきた高麗人参は、血行を改善する働きのほかに、細胞の老化を防ぐ抗酸化作用も備えているのです。
この記事では、セサミンとあわせて摂りたい高麗人参についてご紹介します。

2.セサミンとあわせて摂りたい高麗人参とは

高麗人参とは、ウコギ科の薬用植物の根を乾燥させたもので、日本ではオタネニンジンとも呼ばれる多年生の植物です。
中国東北部から朝鮮半島にかけ、涼しく乾燥した地域に自生している高麗人参は、種まきから3年目以降の初夏に赤く小さな花と実をつけ、年単位で根を大きくしていきます。
この根の部分が、古来東洋において滋養強壮に活用され、現在ではサプリメントや健康食品の原料として配合されています。
花や実よりも、肥大な根に有用成分がバランスよく含まれており、根の形が人体に似たものほど一般に高品質として扱われているのです。
なお、ニンジンという名詞が使われているものの、セリ科の植物である食用のニンジンとは別種で、漢字での人参とは「優れた薬効を持つ人体の形状の植物」を意味するといわれています。
その薬効の高さや困難な栽培方法から、古くはもちろん現代でも高値で取引される貴重な生薬の一つに挙げられるのです。

2-1.高麗人参に含まれる成分と主な効果とは
高麗人参はアミノ酸をはじめ、ビタミンやミネラル類などの成分を数多く含んでいるほか、中でも植物の根や葉・茎などに含まれる苦味成分である「サポニン」の量が豊富なのが特徴です。
サポニンは高い抗酸化作用を持つ成分で、活性酸素による体内の成分の酸化を防ぎ、血栓予防や血行の改善、抗老化などに効果が期待できます。
高麗人参に含まれているサポニンは、特に「ジンセノサイド」と呼ばれており、この成分を含んでいるために高麗人参にも高い抗酸化力が備わっているのです。

2-2.高麗人参の種類とは
高麗人参は産地や栽培年数によって1年根から6年根に分かれており、6年根が最も高品質とされています。
また、加工法によって「水参(すいじん)」「白参(はくじん)」「紅参(こうじん)」の3つに分類されます。
そもそも高麗人参の品質の優劣は、ジンセノサイドの含有量で決まるため、理想的な配合比率で有用成分を含む6年根を加工した紅参は特に上級品とされています。
「水参」は1~2年ほどで収穫された生の高麗人参を指し、傷みが早く冷暗所での保管が必要なため、長期保存には適さず料理に多く用いられます。
「白参」は4~5年ほど栽培された水参の皮を剥いて天日干ししたもので、1年ほど保存できますが、表皮付近に豊富なジンセノサイドも皮と共に損なわれることになり、紅参と比べると作用が劣ります。
「紅参」は、主に6年根の中からさらに厳選されたものだけを使用し、皮を剥かずに蒸して乾燥させた高麗人参です。
その加工処理によって有用成分や他の栄養素がさらに凝縮されるうえ、煎じた際に成分が溶け出しやすいのが大きな特徴といえます。

3.セサミンと高麗人参をあわせて摂るメリットとは

3-1.動脈硬化の予防効果を高める
動脈硬化は、LDLや中性脂肪の血中濃度の上昇によって高脂血症となり、余分な脂質が血管壁に蓄積されて血管の柔軟性が損なわれる症状です。
高麗人参には脂質代謝を高める働きのあるジンセノサイドが含まれているため、中性脂肪などの血中濃度を下げ、動脈硬化を予防する効果が期待できます。
また、ジンセノサイドには抗酸化作用があるので、脂質を酸化させる活性酸素を消去して過酸化脂質の生成を抑えるためにも有効です。
一方セサミンは、肝臓の門脈から吸収され、肝臓に到達してから高い抗酸化作用を発揮する特性があります。
体内の活性酸素の約70%を発生させる肝臓内で作用するセサミンは、効果的に活性酸素を消去することで肝機能を高めるためにも役立っています。
ジンセノサイドを含む高麗人参とセサミンをあわせて摂ると、血中の成分の酸化を防ぎ、動脈硬化の予防に大きく貢献するのです。

3-2.更年期の症状緩和に役立つ
40代半ばを過ぎると、卵巣機能が衰えエストロゲンの分泌量が急激に減少し、ホルモンバランスが大きく崩れることで更年期特有の症状を訴える女性が多くなります。
エストロゲンの急激な減少は、その分泌を調節する視床下部の混乱を招き、同じくその支配下にある自律神経のバランスを崩すことにつながります。
高麗人参の有用成分のジンセノサイドには、自律神経のバランスを整えて機能を正常にする働きがあるため、更年期に見られる心身両面の症状を緩和する効果が期待できるのです。
また、植物性エストロゲンとも呼ばれるセサミンは、体内でエストロゲンに似た働きをする性質があるので、女性ホルモンのバランスを整えて自律神経の乱れを正す後押しともなります。
自律神経に働きかける作用に優れた高麗人参と、エストロゲンの代わりとなって働くセサミンをあわせて摂ることで、更年期の症状緩和に大きく役立っているのです。